洗面所の水漏れの主な原因は?実際に多い順に教えてください!
頻度の高い原因トップ5を以下にまとめました:
ランク | 原因 | 説明 |
---|---|---|
1位 | 排水トラップの劣化 | ゴムパッキンの硬化、接続部の緩みで水が滲み出す |
2位 | シャワー付き水栓のホース劣化 | 引き出し式のホースが擦れて小さな穴が空く |
3位 | 給水ホースの接続不良 | ナットのゆるみやパッキンの摩耗によるポタポタ漏れ |
4位 | 洗面ボウルと排水金具のシール不良 | 水がボウルの裏を伝ってキャビネット内に滴る |
5位 | 壁からの漏水(配管の中折れ) | 築年数が古い物件で多発、壁内部の漏水は特に厄介 |
とくに1位・2位のホース・トラップまわりの劣化は、築10年を超えた住宅で多発しています。
洗面台の下が濡れていたのですが、どこから水が漏れているの?
多くの場合、排水トラップや給水ホースからの水漏れが原因です。
洗面台の下(キャビネットの中)が濡れている場合、主に以下の場所をチェックしましょう:
排水トラップ(S字・P字パイプ)の接続部、パッキンの劣化
給水ホースと蛇口の接続部、ホース本体のひび割れ
シャワー水栓付きの引き出しホースが戻る際に水がこぼれている
洗面ボウルと排水金具の隙間から水が回っているケースも
タオルで水を拭き取り、再度水を使ったあとどこが濡れるかを観察すると、漏れている箇所が特定しやすくなります。
🛠 応急処置:
止水栓を閉めて水を止める
水を拭き取り、ナットの緩みを工具で締め直す
ホースやパッキンの劣化がある場合は速やかに交換を
お風呂の水漏れの応急処置はありますか?
状況によって以下のような対応が可能です。
状況 | 応急処置 |
---|---|
蛇口やシャワーの水漏れ | 止水栓 or 元栓を閉めて使用中止・タオル巻き |
排水の床漏れ | 使用を止めて、濡れた場所に雑巾・吸水シート設置 |
壁や天井からの水染み | 被害拡大防止のため、バケツ設置・濡れたもの撤去 |
コーキング切れ | 市販の応急コーキングシールで一時対応も可能 |
2階の浴室から水漏れして、1階の天井にシミが…これは大ごと?
配管の破損 or 排水の床漏れが原因で、早急な対応が必要です。
これはまさに「階下漏水」トラブルで、住宅保険の対象にもなりうる事態です。
原因として多いのは:
浴槽排水パイプの破損
床下排水のトラップずれ・破損
防水層の欠損
給湯管の老朽化
🔧 対処法:
すぐに使用中止・止水
管理会社・保険会社・水道業者に連絡
調査後、床材の解体+配管修理+防水再施工が必要なことも
お風呂の壁と床の隙間(コーキング)から水が染み出すのですが?
コーキング(シーリング)が劣化して、防水機能を果たしていない状態です。
浴室の壁と床の隙間にあるゴムのようなものは、水の侵入を防ぐ防水シール材です。
これが5〜10年経つと、硬化・縮み・カビ・ひび割れで機能を失い、水が入り込むようになります。
🔧 対処法:
劣化したコーキングをカッターで全撤去
専用防カビコーキング剤を再施工(DIY可能)
施工後24時間は使用厳禁(水を当てない)
業者に依頼した場合は5,000〜15,000円程度で対応可能です。
シャワーのホースから水漏れしている。どうすれば?
ホースの劣化、接続部のゆるみ、パッキン破損が原因です。
シャワーヘッドの付け根やホース根元からポタポタ水が漏れる場合、以下のパターンが考えられます:
ホースが経年劣化でひび割れ
接続部のナットがゆるんでいる
ゴムパッキンがつぶれて密閉できていない
🔧 対処法:
ホースを一度取り外し、内部のパッキン確認・交換
ホースを新品に交換(2,000〜4,000円程度)
シャワーヘッドとホースセットの交換もおすすめ
排水口から水が漏れるってどういうこと?逆流とは違うの?
排水トラップの破損や接続不良により、水が下ではなく周囲に漏れている状態です。
お風呂の排水口は、排水トラップで臭いを防ぎつつ下水へ流す構造です。
このトラップ部分が割れていたり、浴槽の排水とズレていたりすると、排水が漏れて床下に染み出すことがあります。
🔧 判断方法:
入浴後しばらくして「浴室外の床」や「天井」が濡れる → 高確率で排水トラップの不具合
排水口に水をためて、一気に流して確認(周囲に染み出す場合は漏れ確定)
🛠 対処法:
トラップの確認・交換(DIY可能だが構造による)
配管のズレ修正やパテ埋め(応急)
漏水調査&高圧洗浄業者へ依頼
浴槽の周りの床がビチャビチャ…原因がわかりません。
床下配管・浴槽の排水パッキン・防水の破損など、目に見えない部分での水漏れが疑われます。
よくある原因:
浴槽と壁の隙間からの水の侵入
排水管接続部(浴槽下)のパッキン破損
床のクラック(ひび割れ)や防水層の劣化
浴槽の排水が流れた後に床がじわじわ濡れてくる場合、床下で漏れている可能性が高いです。
放置すると、シロアリ・木部腐食・階下漏水など、建物全体に影響が出ることも。
🔧 対処法:
使用後すぐに周囲を拭いて、濡れるタイミングを観察
浴槽下のエプロンを外して、排水部を点検
業者に「床下点検」または「漏水調査」を依頼(ファイバースコープ使用など)
お風呂の蛇口から水がポタポタ…放置しても大丈夫?
放置すると水道代がかさむだけでなく、本体故障に発展します。
よくあるのは、単水栓のコマパッキンの劣化や、混合水栓のカートリッジの故障です。
一見小さな水漏れでも、1ヶ月で100リットル以上の無駄水になるケースもあります。
また、内部で水圧がかかり続けることで蛇口本体にひびが入ったり、シャワー側に漏れが回ることも。
🔧 対処法:
止水栓を閉める
型番を確認し、パッキン or カートリッジを交換
長年使っているなら蛇口全体の交換も検討(耐用年数10〜15年)
キッチンの水栓ホースから水が漏れている場合は?
引き出し式シャワー水栓の「ホースの劣化・破損」が原因です。
ホースを引っ張ると水がポタポタ垂れる
蛇腹ホースの被覆が破けて水が染み出している
ホースの接続部(内部)が緩んで水が漏れる
🔧 対処法:
水栓メーカーと型番を確認し、専用ホースを購入・交換
ナット部分の締め直し・パッキン交換
ホース一体型水栓なら本体ごと交換(20,000円〜)